トビラ絵がツボ。
この何とも60年代テイストの溢れるアートワークと保左奈氏の絵柄がベストマッチと言いますか。
あぁカラーも見てみたいなあ…
…いや、褒めているつもりですよ、勿論。
本編。
今回の最初にして最大のツッコミどころ、それは…
幾ら何でも社会人と黒い看護婦との二重生活なんてありえん!!
いや1つの仕事でも存分にこなせない奴がゴロゴロ居るってのに*1諜報員とよりにもよって滅多やたらに忙しそうな雑誌記者*2の両立。
いかにマジョラムとは言えども出来っこ有りません。
社会人なめてもらっちゃ困ります。
まあ、それはさておき…
等々小ネタに突っ込みつつも、今回の白眉は自分の知らないマジョラムの一面を見て揺れる団の心境描写の妙に尽きましょう。
マジョラムに明確な恋愛感情を抱いている訳ではないけれど、彼氏が居ると思うとがっかりしたり誤解と分かってホッとしたり、自分のそんな心境にセルフツッコミしてみたり。
そしてその団の複雑な心境を察した上で上手くあしらってのけるマジョラム。
『mission21:木を植える人』の時の本庄さんの一言といい、目眩がするほどお約束なこのオチがまた良く、
読者にドキドキさせるのも忘れずもれなくしっかり押さえていたりして。
でも、中学生だよな、団って(確認2度目)。
こういう心境ってやっぱり小学生ぐらいの年頃で経験するものだよなあ
、と思うのですが。
『ザ・本庄あすかブック』*3ってこれの伏線だったのか?
マジョラムの本名(?)が”丸条さん”である事が判明した今回、ネット上では
『下の名前はラムに違いない』
なんて憶測が流れていましたが…
せめて”糖子”とかその辺り*4にしておいてあげて下さいよ(苦笑)